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ベトナムで働くということ2-転職希望者から見る他の候補者-

更新日:2020年4月20日

初めましての方もそうでない方も、

BLACK SHADOW CO.,LTDのManaging Directorをしております、

田渕でございます。

弊社はベトナム進出支援、進出後の運営支援、ビザ取得代行を手掛ける、

コンサル会社になります。


本ブログの趣旨は『ベトナム進出に際して役に立つ情報』

をコンセプトに書いていきたいと思います。


今回の記事も会社の経営者や進出のご担当の方向けではありません。

これからベトナム・ホーチミンで働く方に加えて、

採用担当者様や現地採用をお考えの会社向けの記事となります。


さて、ベトナム・ホーチミンにて転職する方は大体、以下のパターンに分かれます。

・初めての海外転職先がベトナム。

・駐在などで以前にベトナムに赴任後、その会社を退職してベトナムで転職。

・他国を経験してベトナムで転職。


個別に詳しく書くには、マル秘の弊社裏アカウントで書かないとまずいのですが、

各パターンを個人的に分析すると、こんな感じになります。


初めての海外転職先がベトナムの方のパターン ※マイルドな個人的見解です。

・比較的年齢は若め。⇒労働許可証取得の際に職歴不足の可能性あり。

・職歴が少ない場合の能力の不安。⇒伸びしろ重視で育成できる可能性あり。

・英語力に難ありの場合が多い。⇒代わりにベトナム語を覚えて化ける可能性あり。

・旅行も含めた海外経験が乏しいことが多く、海外生活が合わず早々と帰国のおそれ。

⇒ベトナムにドはまりし、長期滞在となる可能性あり。

と、若干バクチな部分があり、採用者側の人を見る目が試される候補者です。

スポーツでいえば、新人や若手の獲得のような採用をイメージすると良いかもしれません。


ベトナム駐在の後、ベトナムで転職のパターン ※マイルドな個人的見解です。

・ベトナム経験、人脈がしっかりあれば即戦力。⇒意外と知識や人脈がない可能性も。

・以前が駐在のため、待遇が高くなりがち。⇒採用時に揉めないように要調整。

・新しい会社に馴染めないおそれも。⇒中途採用の宿命です。

と、即戦力が見込めますが、必ずしも期待通りとは行かないのが人事ですね。

スポーツでいえば、他チームの中堅やベテランを獲得するイメージです。


最後に私も含む、他国を経験しベトナムで転職のパターン ※マイルドな個人的見解です。

・海外耐性、言語能力は一定以上が見込めます。⇒前職の国、社内言語は要確認です。

・上手く取り込めば御社の海外要員に。⇒いまさら日本で働くのはきついという人が多い。

・国替え、転職を経ているため新しい環境に馴染むのが早い。⇒ただし、出るのも早い。

上手く取り込めない場合は短期間の補強と割切って雇用するのも手です。

イメージは外国人助っ人の獲得に近いかもしれませんね。


これらのパターンに当てはまらない方も多数いると思いますので、

あくまでも一例として参考にしていただけますと幸いです。

この3パターンについて個人的な感覚での比率は、

・初めての海外転職先がベトナム   70%

・ベトナム駐在の後、ベトナムで転職 10%

・他国を経験しベトナムで転職    20%

という感覚です。


最後にこれからベトナム転職をお考えの方にお伝えしたいのですが、

色々な人材紹介会社の知人達から『社会人の基本スキルの無い候補者が割と多い』、

という嘆きが聞こえてくることが多々あります。


逆を言えば、当たり前のことが当たり前に出来るだけで、頭一つ抜けられます。

そういった意味では転職希望者側としては比較的ハードルが低いと言えますので、

ここ最近の海外転職において、ベトナムが注目されているという点もあると思います。


それではまた次回!

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