ベトナム起業で大ゴケしないための話11-九地篇-

更新日:9月17日

BLACK SHADOW CO.,LTDのManaging Directorをしております、田渕でございます。

弊社はベトナム進出支援、進出後の運営支援、ビザ取得代行、会社閉鎖手続き代行、M&Aを手掛ける、コンサル会社になります。


この記事は以下の方向けです。

・これからベトナムで起業しようとしている方、拠点設立を担当することになった方

・ベトナム転職、赴任を機にマネージャー側になる方

・現在、ベトナム事業が上手く行っていない企業様


この記事の内容はあくまでも『事業が破綻しないため』の参考にしてください。

胡散臭い参考書の様な『絶対に勝てる』とか『爆速で儲かる』ではありません!

※解釈も人それぞれですので、気になった場合はご自身でも調べて考えてみましょう。


今回の第11話の大事なポイントは以下の通りです。

・損切りラインの設定をする。

・情報統制の主導権を必ず握る。

この内容は1話2話3話4話でも一部触れています。


・泥沼にはまらないために

一般的な企業様であれば、ベトナム拠点が上手く行かないからといって、本社まで破綻するということは稀かと思いますが、筆者の様に自己資金で起業しようとする方の場合は資金の枯渇=死を意味します。


第2話でも述べたように、個人起業家の方は後から追加投入できる資金が無い場合が多いと思いますが、必ず再起不能にならない程度の予備資金は事前に確保しておきましょう。

ダメなギャンブラーのようにその資金を使ってしまわないよう、簡単には手を出せないようにしておくのも重要です。


資金に余力のある企業様の場合も、ベトナムは一度資金を投入してしまうと回収に手間がかかります。そのため、初期に投資する資本金や工場の建設費用以外にいくらまで追加投入をするのかのリミットを決めておき、それ以上のマイナスが出るようであれば撤退、とラインを引くことを強くお勧めします。


蛇足ですが筆者のお話をさせていただくと、起業時点で資本金、1年間売り上げがゼロでも最低限の生活が出来るだけの貯金、個人運用資金兼緊急時の避難資金の3つに分けて資金管理をしていました。増資や借り入れはするつもりは全くありませんでしたが、結果的に避難資金に手を付けることは無く、現在に至ります。


・常に全てを教えてあげる必要は無い

相手が分かっていないであろう都合の悪いことを黙っておく、というのは皆さんもこれまでの人生で何回も経験があると思います。

ビジネスの世界においても、お客さんや仕入先に迷惑がかからない場合であれば、あえて伝えない、伝えるタイミングを見計らう、伝える内容を選んで伝えるということも誰しも沢山経験しているかと思います。


これはベトナム法人の代表の方の場合、対親会社、対ベトナム側スタッフに適用しても有効な手法となります。と、言うのもベトナム側の代表者がご不満の様に、親会社はベトナムの事情や詳細を分かっていないことが多いですし、ベトナム側のスタッフは親会社の事情など知る由もないという場合が多いからです。それを上手く利用します。


しかしながらこの手法を、親会社に仕掛けるのであればベトナム側の動きを全て把握しておく必要があり、ベトナム側に仕掛けるのであれば親会社側の動きを全て把握しておかないといけません。全体を把握したうえで、情報の放出量をご自身が調整するように出来れば、仕掛けた方の行動を予測、コントロールしやすくなります。


さて、今回は以上です。

次回の更新は9/17となります。

※9/3がベトナムの独立記念日に伴う祝日なので、更新お休みです。


※前回の動画:ベトナム起業で大ゴケしないための話10-地形篇-

※次回の動画:ベトナム起業で大ゴケしないための話12-火攻篇-


今回の1枚はロックダウン直前に、毎週やっているフットサルグループで購入したボールです。もう3か月は運動していないので、次は肉離れとかに気を付けないといけませんね(笑)