ベトナム起業で大ゴケしないための話3-謀攻篇-

最終更新: 4月14日

BLACK SHADOW CO.,LTDのManaging Directorをしております、田渕でございます。

弊社はベトナム進出支援、進出後の運営支援、ビザ取得代行、会社閉鎖手続き代行、M&Aを手掛ける、コンサル会社になります。


今週のQUICK VIETNAM様で配信中のメイン記事はこちらです。

今回の題目は少し変わったベトナム入国手続き(ホーチミンの周辺省)です。


このシリーズは起業当初から温めていたのですが、偉そうにベトナム起業を語るには黒字かつ累損解消をしていないと説得力が無いので、少し時間がかかってしまいました。


サブタイトルはそのまんま世界一有名な某戦略・戦術書から拝借しています。

この記事は以下の方向けです。

・これからベトナムで起業しようとしている方、拠点設立を担当することになった方

・ベトナム転職、赴任を機にマネージャー側になる方

・現在、ベトナム事業が上手く行っていない企業様

この記事の内容はあくまでも『事業が破綻しないため』の参考にしてください。

胡散臭い自己啓発書の様な『絶対に勝てる』とか『爆速で儲かる』ではありません。

※解釈も人それぞれですので、気になった場合はご自身でも調べて考えてみましょう。


さて、今回の第3話での大事なポイントは以下の2つです。

・リスクや手間を最小限にする

・トップと実行役の役割分担をはっきりとする


・無駄はどんどん剥がす、利益はきっちり取る。

まず最初に自己資本のみで起業する個人起業家の方にお伝えしたいのが、『操業当初から赤字案件や慈善事業みたいなことを引き受けてると詰みます』です。

操業当初に無料のプロモーションなどを打つのは、潤沢な資金があり、かつ高シェア獲得を狙いたい場合のみやるべきです。

個人起業と親会社有りの現法設立ではそもそも取るべき戦略が全く異なります。


また、良い人ぶって絡んで来るものの、実際に発注をくれるわけでもなく的外れなアドバイスだけしてくるマウントさんは相手にしないのが一番です。私は起業してから結構な人をバッサリ切りましたが、これまでも問題ないですし、これからも問題なさそうです(笑)


ちなみに、これまでに言われた中で一番無駄なアドバイスは『会社名変えたら?』です。

これをさもありがたいアドバイスのように言ってきた企業様で契約に至ったケースは1件もありません。一方で契約していただいたお客様で会社名を問題点に挙げてきたケースも1件もありません。おそらく社名を変えても難癖付けて契約しない方々でしょうね。


利益をしっかり取るという観点から見ると、日系企業でいまだに見られるのが、売上至上主義に陥ってしまっている企業様ですね。

極端な話、売上が1億円でもコストが9,999万円かかり手間も多大な案件ならやらない方がマシです。それならば売上100万円でもコストが80万円くらいでパッと済む様な案件を確実にこなしていく方が重要です。


個人起業なら、その1件で単月黒字に出来る場合も多いので、まずは確実に利益を確保していきましょう。いずれ慈善事業的な事をしたいとしても先立つものは必要です。


・任せないなら人の派遣や採用は辞めた方が良い

こちらは多くの現地法人代表の方が直面していますが、決定権の無い現地法人代表ほど意味のないことはありません。現地法人代表は軍隊でいえば方面軍の司令官です。それが現地での意思決定を自分で出来ずに逐一本社にお伺いをするのであれば、駐在人件費節約のためにもオンラインで本社から現地スタッフに指示を出せば十分に事足ります。


そのため派遣する側は現地で独力で業務を完了することが出来る人物を選ぶ必要があり、選んだ以上は一定以下の事柄は全て現地の代表者の判断に任せる度量が必要です。

任せてみてダメならプロスポーツの監督みたいに入れ替えればいいんです(笑)


これは現地法人の代表と現地のスタッフの間にも言えます。トップの人間は会社のデータの大枠を把握しておく必要はありますが、BSやPLのデータ入力するやり方なんかをいちいち覚える必要はありません。後で成果物を確認すればよいのです。


トップの人間がやるのは方針の策定と意思決定の判断です。これには大変労力がかかるので、細かい仕事をやっている場合ではないですし、細かい仕事を任せずに自分でやるのであれば、最初からスタッフ採用自体しない方が人件費や社会保険料が節約できます。

参考過去記事)しくじりベトナム進出の主な事例の話


さて今回はここまでですが、前回までの記事を読んだ方から、『当たり前のことしか書いて無いじゃん(笑)』と反応をいただくのですが、その感覚はとても正しいです。

と言いますのも、ベトナムでの事業は膨大な初期コストがかかったり、よほど特殊な事業をしない限り、当たり前が出来ればヒドイ負け方はしないのですが、ベトナムではこの当たり前が出来ていなくて爆発していく方を相当数見てきました。


なので、この記事を読んで当たり前と感じられて、かつ実行できている方は事業運営をするうえで大きな失陥の無い方々なわけです。そこから先で勝てるかは運や商品力も関わるので未知数ですが、、、一方で、問題のある方々はこういった記事を読みすらしないので、同じミスを繰り返し自滅していくわけです。


さて、次回の更新は4/2となります。

※前回の記事:ベトナム起業で大ゴケしないための話2-作戦篇-

※次回の記事:ベトナム起業で大ゴケしないための話4-形篇-


今回の一枚も最近弊社の経営会議(笑)でよく行くサムギョプサル屋シリーズ、第二弾!

コチラのお店は特にコスパ◎、店名や場所は以下の通りです。

店:BBQ PLAN-K Thao Dien 住所:14A5 Thao Dien, Dist2(7区にも店舗あり)

※先日、2区の店舗が火事で全焼してしまい、再開時期は不明です(2021/4/14追記)