初めましての方もそうでない方も、
BLACK SHADOW CO.,LTDのManaging Directorをしております、
田渕でございます。
弊社はベトナム進出支援、進出後の運営支援、ビザ取得代行を手掛ける、
コンサル会社になります。
本ブログの趣旨は『ベトナム進出に際して役に立つ情報』
をコンセプトに書いていきたいと思います。
ここベトナムでは旧正月(テト)前のぬるい空気感が漂っておりますが、
日本では関係者がピリピリする受験シーズンですね。
私も大学受験経験者(浪人したので2回)ですし、この記事をご覧の皆さまも、
大半は経験者でしょうし、ちょうどお子さんが受験真っただ中という方もいるでしょう。
そこでテト休暇前の今回は、
学歴と海外転職についての関係についてふれたいと思います。
まず、学歴が必要かそうでないか、まず3つの状況に分けますと、
1)日本で新卒で就職する時
2)社会人になってから転職する時
3)海外に転職する時
が大半を占めるのではないかと思います。以下各状況について。
1)新卒就職の時
日本独自の新卒一斉就職ゲームにおいて、学歴は最大の効果を発揮します。
いわゆる学歴フィルターで足切りされないためにも、ある程度の学歴がベターです。
各人ご意見はあっても、今の日本のシステムなので個人が変えられるものではありません。
サッカーや野球と同じように、そのルールでゲームを進めているので、割切りましょう。
これまでの社会人生活で、『良い大学出たのに、、、』という方も多々見ていますので、
学歴が仕事上では全く役に立たないというのは理解していますが、
新卒就職のように大量の人間を同じタイミングで捌くには、効率的な基準だと思います。
なお、私は新卒就職時に公務員一本だったので、学歴関係なくテストでの結果勝負でした。
2)社会人になってからの転職時
面接官や入社後の上司が同じ大学のOBOGなどの場合、多少の影響が見込まれますが、
基本的には職歴と、会社に入ってから何が出来る(利益になるか)を見られますので、
学歴の威力は新卒就職に比べると、急になくなります。
むしろ職歴がイマイチだと、『え?あんな良い大学出たのに、この会社?』と、
マイナスにとられてしまう恐れがあります。
私の場合は新卒時と独立前の2つの職歴以外は、あえて掘り下げません(笑)
3)海外に転職する時
本日のメインディッシュです。結論から先に述べてしまいますと、
・海外転職では大卒以上の学歴が望ましい。です。
なぜこう言えるか?これはベトナム転職に限った話ではないのですが、
大体の国で大卒以上であることが労働ビザの取得要件にされているから、です。
※専門技術がある方(医師、美容師、寿司職人など)、ご自身で起業される方を除く。
日本で外国人が通常の労働ビザを取得する際も学歴要件があります。(専門卒で可もあり)
外国人に仕事を与えるということは、自国民の仕事を奪うことにつながります。
また、『自国民じゃ出来ない仕事をさせるため』という大前提がありますので、
そこに一定の線引きを行うのは各国政府として当然の対応になりますね。
そのため、営業職や事務職などで現地採用の転職をされる場合は、
労働許可証の取得要件を満たす必要があります。
ただ、ベトナム含む途上国では必要なはずの要件が何故か問題なかったりもしますが。。
そこはコンサル各社の腕の見せ所、ということでお察しください。
ちなみに以前住んでいたシンガポールでは学歴✖年齢でビザ発給のための給与額が異なり、
学歴が高くて年齢が若いほど給与が安くてもビザが取りやすくなっていました。
分かりやすく言えば、東大卒の新卒が一番強いカードになる仕組みです。
それに比べると、ベトナム転職は『大卒か否か?』※しかも救済要件あり。
だけなので、多少は広き門ではないかと思います。
※弊社のテト休暇は1/23(木)から2/3(月)となり、2/4(火)から営業再開となります。
テト休暇明けからは、毎週金曜日の配信とさせていただきます。
それでは、ベトナム在住の方は長期休暇をお楽しみください!また次回!
今週の一枚は旧暦前に今年の干支@グエンフエ通り
