ベトナム起業で大ゴケしないための話5-勢篇-

更新日:5月21日

BLACK SHADOW CO.,LTDのManaging Directorをしております、田渕でございます。

弊社はベトナム進出支援、進出後の運営支援、ビザ取得代行、会社閉鎖手続き代行、M&Aを手掛ける、コンサル会社になります。


今週のQUICK VIETNAM様で配信中のメイン記事はこちらです。

今回は新しくベトナムに来た方向け、もしも再び外出制限が出た場合の過ごし方です。


5/5に政府方針が発表され、ベトナム入国時の隔離期間が21日に延長になりましたが、このくらい大きいニュースは他社が勝手に流してくれるので、弊社は独自記事で推し進めます。


この記事シリーズは以下の方向けです。

・これからベトナムで起業しようとしている方、拠点設立を担当することになった方

・ベトナム転職、赴任を機にマネージャー側になる方

・現在、ベトナム事業が上手く行っていない企業様


この記事の内容はあくまでも『事業が破綻しないため』の参考にしてください。

胡散臭い自己啓発本の様な『絶対に勝てる』とか『爆速で儲かる』ではありません!

※本記事のネタは世界一有名な某戦略・戦術書から拝借しています。解釈も人それぞれですので、気になった場合はご自身でも調べて考えてみましょう。


さて、今回の第5話で大事なポイントは以下の通りです。

今回辺りから結構細かいお話になっていきます。

・『集団』の力を活用する

・組織を活性化させるためにどうするか

今回からはこれまでの1~4話の内容と重複する部分も出てきます。まだご覧になっていない方や忘れてしまった方は読み直してくるのもお勧めですよ~。


・ただの集まりではなく組織化された集団にする

これまでに公開した4話のうち3話で組織作りについてふれていますが、メンバーを数だけ揃えても好き放題にやっていたらいずれ崩壊するのは目に見えています。これが経験や能力の高い方ばかりであれば自然に役割分担や効率化を図ることも考えられますが、全員がそんなことを出来るわけではありません。


そのため、トップに立つ人が適切な役割分担やその役割に誰を充てるのか編成して、集まったメンバーを組織化をする必要があります。この記事の冒頭に記事のターゲットを書いていますが、これをやるのは今この記事を読んでいるあなたです!


この時に重要なのが、『編成にトップの自分を組み込んではいけない』ということです。

ずっと営業成績が良かった方などは、『自分なら絶対に売れる!』と営業・販売部門に自分を組み込みたくなるのは分かりますが、監督と選手では役割が異なるようにトップは基本的には現場に出てはいけません。


ではトップは編成し終わった後は何をすれば良いのか?それは編成した各部署が円滑に機能するように状況確認、部署横断をしてのピンチの芽の刈り取り、など組織が常に力を発揮できるようにすることです。時には人員整理などの辛い決断も組織維持のため行う必要があります。個人事業は人員整理が無いのでまだ心が楽です(笑)


なお、ベトナムは転職が当たり前で、2年程度で結構な数のメンバーが入れ替わることを想定しておく必要があります。そのため、可能な限り属人的な部分を削って、誰がやっても一定以上の成果が出るような難易度高めの組織作りが求められます。


・特性をとらえて力を発揮させる

各国によって国民性の違いというのはあるわけですが、日本人とベトナム人の仕事に関する点を比較した場合、大体こんな感じです。

・日本人:比較的長い時間集中力が続く。野球でいえば先発型、陸上でいえば長距離型。

・ベトナム人:一瞬の爆発力で勝負。野球ならリリーフ型、陸上でいえば短距離型。

※もちろん当てはまらない人もいます。


トップの仕事は組織が力を発揮できるようにする、と申し上げていますが、そのためには組織に属する個人個人に力を発揮してもらうことが肝心です。

能力が100ある人ならばしっかりと100以上を、能力が50しかない方でも60、70の力を発揮できるように役割設定やモチベーション維持をして組織内で戦力化させる必要があります。


既にある拠点の代表になる方の場合、前任からの引継ぎの過程で自分と合わないスタッフが存在している可能性がありますが、新しく拠点を設立する場合は自分と合う・使いやすいスタッフで陣容を固めて、組織力を高めることも可能です。


とはいえ、基本的には楽することを考え、注意をすれば言い訳祭りのベトナム人が多いので、採用時点で真面目にコツコツ出来る希少な方を見抜くのが最初の大仕事ですがね(笑)

※そうなると、大体の場合は女性スタッフばかりになりがちです。


・まとめ

第3話で軽く派遣する人員について触れていますが、ベトナムに代表として派遣されてくる人は私が移住当初(2016年)くらいまでは引退間際の窓際社員の方が多く、とても組織を統率できるような能力は無いと思われる方々が多かった印象です。

このような窓際さんはベトナム拠点が崩壊していようが全く危機感も感じず、行動にも移さないため、コンサル会社としては全くうま味の無い、相手にする必要のない方々でした。


しかし、ここ2,3年はベトナムの海外拠点における地位が向上したせいか、それなりの役職者の方や、期待の中堅社員などが現地の代表として派遣されていることが多く、そういった方は危機感を感じれば何かしらもがいて状況打開のために行動します。

そのもがく過程で必要性を感じて利用していただければ、コンサル会社としては腕の振るいどころとなりますので、喜ばしい限りです。


今回は以上です。次回の更新は5/21。第6話となります。


※前回の記事:ベトナム起業で大ゴケしないための話4-形篇-

※次回の記事:ベトナム起業で大ゴケしないための話6-虚実篇-


さて、今回の1枚は2区の肉シリーズ、美味しいのになぜか空いているサムギョプサル屋です。本記事で数件ご紹介していますが、このレストランが個人的暫定1位でございます。

店名:Nha Hang Vuon Xanh 住所:75 Song Hanh, Thao Dien, Dist2 (google map準拠)