弊社はベトナム進出支援、進出後の運営支援、ビザ取得代行、会社閉鎖手続き代行、M&Aを手掛ける、コンサル会社になります。
この記事は以下の方向けです。
・これからベトナムで起業しようとしている方、拠点設立を担当することになった方
・ベトナム転職、赴任を機にマネージャー側になる方
・現在、ベトナム事業が上手く行っていない企業様
この記事の内容はあくまでも『事業が破綻しないため』の参考にしてください。
胡散臭い参考書の様な『絶対に勝てる』とか『爆速で儲かる』ではありません!
※解釈も人それぞれですので、気になった場合はご自身でも調べて考えてみましょう。
さて、長らく続いたシリーズも今回と次回で終了です!
今回の第12話の大事なポイントは以下の通りです。
・自社戦力の集中運用
・利益確定ラインも設定しておく
・稼ぎどころや需要を見極める
よほどの大企業であっても全ての事業を行うのは難しいですが、私のように個人事業で起業する方であればさらに出来る事業は限られます。
そのため、自社の事業がどのポイントならうまくハマるのかの見極めが必要です。
ベトナムの様な新興国でルールもコロコロ変わる国の場合、需要はある日突然生まれます。以前の話でも記載したように、そういった時に素早く、臨機応変に動ける組織作りがとても重要です。
私の場合はコロナ禍における入国手続きの煩雑さや労働許可証の審査の厳格化などがハマり、そこへの初動の早さが売り上げ増につながりました。
とはいえ、これらの案件はスポット的な売上だったので、欲を言えば月額制のアドバイザー契約などをもう少し増やさないといけません。
・自社のキャパを越えて過ぎてしまうと、後が怖い
利益が出ていると勝ちに乗じてどこまでも行きたくなりますが、調子がいい時こそ足元の安定に注意をしないといけません。
業績好調だからと人員の増員や投資を考える場合、その好調は一時的な物なのか、今後も継続するものなのか見極めが必要です。増えすぎた固定費、特に人件費は削るのが大変です。
個人事業の規模でやるのであれば、むやみやたらに手を広げるよりも、既存のお客さんを疎かにせず満足度を下げない事も重要になってきます。とりわけ量の増加は質の低下を招きやすいので、既存のお客さんの客層が良いのであれば、良いお客さん達の満足度アップに注力する方が得だったりします。
なお、個人起業家の場合、自分の資金で事業をしていない方に真剣なアドバイスを聞くのはお勧めしません。ベトナムは赴任と同時にいきなり現地の代表になったせいか、経営にちょっかい出したがりの人がよく現れますが、全てが自分に跳ね返ってくる起業家と、最悪は逃げれるサラリーマン社長では覚悟の重さが合いませんし、私の経験上も自分で起業した方やフリーランスで稼げている人以外のアドバイスが参考になった試しが有りません(笑)
さて、今回は以上です。
あまり書きすぎるとこれまでのお話と重複するので、かなり抜粋しております。
ベトナムではコロナは終わったもの扱いですので、ベトナム事業をスタートさせたいという方は、是非とも具体的なプランをご相談いただければ幸いです。
※前回の記事:ベトナム起業で大ゴケしないための話11-九地篇-
※次回の記事:ベトナム起業で大ゴケしないための話13(終)-用間篇-
今回の1枚は、、、
投稿当時(2021年9月)約2か月ぶりに再開されたレストランデリバリーです。インドカレーは美味いという語彙力の無い感想しか出ませんでした(笑)
